本部会は大阪府内各地で、個別に行われていた精神科勤務薬剤師の学術交流の場として、平成15年に大阪精神科病院協会の協力により結成されました。当初、大精協会員病院に勤務する薬剤師が、相互に研鑽し、精神医療の発展に寄与し、併せて会員相互の学術的交流を深めることを目的としてスタートしましたが、現在では、大阪府病院薬剤師協会、大阪府薬剤師会などの共催による研修会の開催や、最近ではみんなねっと(全国精神保健福祉家族大会)大阪大会での「精神科薬剤師によるおくすり相談室」など、幅広い活動を行っています。
 薬は程度に差はありますが、どんな薬でも副作用を起こすリスクがあります。薬剤師は、薬が安全に正しく使用されているのか、さらには、薬の効果や副作用についても、一般科の薬だけでは無く、特に精神科病院勤務薬剤師として、精神科ならではの使用法の薬にも精通し、薬学を基礎とした専門的な立場から関与し、より適切な薬の使用が行われるようにアドバイスをし、正しい使用法を理解していただけるように努めています。
 また、精神科薬物療法認定薬剤師、精神科専門薬剤師の認定講習も実施し、精神科医療現場において活躍しうる薬剤師を育成出来る組織として運営しています。尚、現在は木島病院、さわ病院、七山病院、水間病院(順不同)が世話人病院となり活動しております。